雑感

2016年1月14日 (木)

非常勤先生

去年の10月から12月まで2か月間、小学校で非常勤の先生をやりました。

何せ、25年振りの教壇だから、どうかなあと思いましたが、おばさんになって肝っ玉が太くなったのか、大変だったけれど、楽しかった、というのが実感で、最後の挨拶の時も、「楽苦しい時間でした。」と感想を述べました。

国語と、図工とどっちがいいですか?と聞かれ「今の単元は何ですか?」と聞いたら「ちいちゃんのかげおくり、です。」とのこと。即決で、「図工にします」と言いました。まだ「ごんぎつね」とか「もちもちの木」が教材になっているようです。
いつも不思議に思うのだけれど、どうして教科書に採用される物語はセンチメンタルなものばかりなんだろう?子どもはセンチメンタルは嫌いなのに。

このことを息子に話したら、「お母さんのその対応は、ちょっと敏感すぎネ?あくまでも教科書に載ってるのは教材なんだよ。そう割り切ればよくない?」と。「でも、子どもの文学として、たとへば『ごんぎつね』なんか最後死んじゃうんだよ。子どもの文学は、人生を肯定的に表現したものが望ましいと思うけどね。それに『泣いた赤おに』なんか、親友の不幸の上に自分の幸せを築いちゃう話だよ。文体もぺったらぺったらしてて、情景が頭に浮かび難いし」というと

「それは、そうだけど、おれの小学校の時の先生は『泣いた赤おに』を教材にして賛成派と反対派に分けて討論させたよ。おれは、あの話大っ嫌いだから、ばんばん批判の意見言った。嫌いな子の方が多かった。で、最終的に友達を犠牲にして一方が幸せになるのは、本当の友情じゃない!って結論になったと思ったなあ、先生もその意見と同じって言ってた。あれはすごく白熱した議論だった。そういう意味ではみんなからあんなにたくさん意見を出させる教材だったってわけ」
という息子の話を聞いて
「が~ん!」と頭撃たれた気になった。
その息子の担任の先生、すごいと思った。指導書通りの授業じゃなかったけれど、その教材使って人生の真実を子どもから導き出してる!
まいったなあ、と思った。そのこと、その時に知りたかったなあ、と思ったけど、大人になったからこそ、こんな風に言葉化できたんだと思う。
それで、あ、もう時間ないや。続きはまた、後で。

2015年6月27日 (土)

バスの中で

昨日、用事があってバスに乗った。運よく席が一つ空いていて、すわることが出来てホッとして、窓の外をながめていたら、「あら、やだ!」という大きな声に、振り向くと、バスに乗ってきた中年女性が知人を見つけて、そう叫んだのだった。

私は(あら、やだ!)って、何がやなの?って心の中で突込みを入れていた。見ると、「やだ!」っていってるのに、楽しそうに大きな声でおしゃべりしてる。
(おばちゃんて、ときどき、わけわかんないよなあ~)と思ったら、おかしくて笑いがこみあげてきた。あの、「やだ!」はどういう意味なのかな?なんて考えちゃいけないんだ。

一昨日も、用があってバスに乗った。おばあさんが座っているふたり用の席が空いていたのでその横に、軽く会釈してすわった。すわったら、リュックからS字フックを出して、座席の前の取っ手にかけてそれにリュックをぶらさげた。
するとおばあさん、そのS字フックと私の顔を交互にまじまじと見て、「いいねえ、それ」と言った。
私は嬉しくなって、「いいでしょう、便利ですよ」と自慢。「100円ショップですよ。買う時に大切なのは何キロまで大丈夫かをよく見る事」なんて聞かれてもいないのにしゃべる。
おばあさんは「ほう~」と感心した様子。
私が本を出して読みだすと、しばらくしておばあさんが急に咳こんで苦しそうにしている。私は心配になって、本から目をはなし、おばあさんの顔を覗き込む。
そしたら、「風邪じゃないよ、風邪じゃないよ」ってバッグをごそごそやりだしたから、私がMINTIAをひとつぶ出して「これ、なめるとすーっとして咳がおさまりますよ」というと、「これは、どうも」と受け取って口に入れる。
「あーすーっとするね。強力だこりゃ」というので、「私も、静かにしなきゃいけない時にかぎって、急に咳が出たくなったりするんで、いつも持ってるんですよ。」といったら、「いいねえ、どこに売ってるの?」と聞くので「コンビニです」と教えてあげた。やがて、降りそうにしてるので、「おりるんですか?」と聞くと「この次のバス停」というので、そのバス停のだいぶ手前で私が立ち上がったら、おばあさんもたちあがろうとするから、腕をつかんで、「ちゃんとバスが完全に止まってからね」というと、立ってる私にむかって「親切だねえ」というので「ふつーですよ」と笑った。
おばあさんが「これいいねえ」と言わなかったら、こんな会話はしなかったとおもう。このS字フックは亡くなった私のお母ちゃんから教わったのだった。お母ちゃんは誰とでも、すぐしゃべって、まるで前から知ってる人みたいにしゃべってるから「知り合い?」って聞くと「知らない人だよ」っていう。
子どもの頃はそんなおかあちゃんの行動が恥ずかしかった。でもいつのまにやら私もおばちゃんになって、おんなじことしてる。でも、このおばちゃん力はいい感じだ。

2015年6月 2日 (火)

なが~い一日

今日は、横浜市民は開港記念日でお休み。朝早く(と言っても7時)に家を出て、新しいバイクでツーリング。夫がバンディットからGT1200というバイクに乗り換えて、初めてのお出かけ。

横浜新道から藤沢を抜けて、西湘バイパスへ、45分で西湘PAにつく。やはり早い。バンディットは100キロ出すとぶれる感じがあったが、GT1200はすごく安定している。120キロでも安定走行。でも、後ろの私は、吹き飛ばされそう。首に風があたって、絞められてるみたいになる。景色見るどころの騒ぎじゃなくなる。でも、すわり心地はすごくよく、安定していて、風の匂いがすごくよくわかる。今日はスダジイの花が山にいっぱい咲いていて、そのトウモロコシの皮のような甘いにおいがそこここでした。
西湘PAで、コーヒーブレイクして、小田原早川でおりてから小田原厚木道路に入る。
大磯PAに初めて寄ってみた。山の中にある。フツーのPA。そこから東名に入り、
海老名SAに寄る。ここで、お土産やら何やら見て、朝昼兼用のお食事。二階のフードコートはお店の数は少ないけれど、どれもおいしそう。私は柔らかビーフステーキランチ。夫はふわとろオムライス&サラダ。
ビーフステーキは脂身が無くて赤身だけなのにすごくやわらかで私好み、量も多くて、これで、1080円はお得かも。
でも、午後から、お話会があるので、半分だけ食べて残りは夫にあげた。
海老名SAから家まで、35分だった。GT1200はタイムマシンだ。
黄色い二つの目玉がかわいいから、愛称を考えてあげた。「ドラゴンフライ」。トンボという意味。
こんなに充実した午前を過ごして、家についたのは11時半。
1時半からのお話会に充分間に合いました。
着替えをして、練習をして、家から10分の会場に行く。
地域のお年寄りの会、「多宝会フェスタ」でお話をしてほしいと頼まれて、20分時間をもらったので、子ども落語「犬の目」と岩波少年文庫の「かもとりごんべえ」から、鳥取の昔話「さきざきさん」の2つを朗読した。
最初は堅い空気が会場を満たしていたが、だんだん笑い声が増え、最後は「犬の目」のぶっ飛んだ話に「えーっ!」と大笑い。
終わってから、会場をでるとき、みなさん笑顔で「楽しい時間をありがとう」と喜んでくださって、ほっとしました。
帰ってきてから、お茶を飲んで時間をみたらまだ3時。今日は一日が長い。
まだまだ、今日という時間がたっぷりある、と思うと嬉しくなった。さあ、何をやろう、ルンルン。

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2015年5月28日 (木)

年寄りの話し方

 年寄りが、話をすると、用件を端的に話さないで、事の初めから、ぐだぐだ話すから、いらいらしながら、聞くことがある。亡くなった母親から電話がかかってきたときも、別に急ぐことがあるわけでもないのに、「うん、うん、うんそれで?」と、相槌の言葉が早くなって「おまえと、話してると早口になっちゃうよ!」と怒られたことがある。もっとおだやかに、やさしく話を聞いてあげればよかったなあと、後悔しても、もう遅い。

でも、なんで、年寄りになると、端的に話ができなくて、まわりくどくなるのか?
ちゃんと話が伝わらないと嫌だから、誤解をさけるために、事の発端から話そうとするのか、それとも、前に言ったことを忘れて、また同じことを始めて話すみたいにいってしまうのか?

というのも、私もだんだん年寄りになってきたんじゃないのか、と不安になることがあったから。
先日、用があって次男が帰ってきたときのこと、社会人として新生活が始まった彼に、いろいろアドバイスをしているとき、素直によく聞いていたのだが、2回も、途中で欠伸をかみ殺しているのを見たからだ。その時は寝不足なんだな、と思っていたのだが、彼が帰って、お茶碗洗いしているときに、ふと、思ったのだ、もしかして、私、くどい話方してる?次男はやさしいから、すぐに口に出して文句を言わない。
考えすぎかもしれないけど、話がくどくなってるんじゃないか、同じことしゃべってるんじゃないかって気がする時がこのところ、ある。あ~やだやだ気をつけよう。
「同じこと言ってたら、注意してね」って夫に頼んだら、「うん、わかった」って安請け合い。あんまりあてにならない。夫はすぐ忘れちゃうから、同じこと話しても、初めて聞くみたいなリアクションしてる時がしょっちゅうだからなあ。
長男は、「その話前聞いた!」ってすぐ言うんだけれど、こっちは言われるとしゃくにさわる。要するに人をあてにしないで自分がしっかりするしかないのかな。

2015年3月 4日 (水)

訓練って教育か?

 学校でお話会をやっている時に感じる事。

先生が、子ども達をきちんと整列させることに躍起になって、お話の最中に怖い顔して子ども達を睨み付けていたりする事がある。
そうすると低学年のクラスなんか特に、緊張してるのか、(ここは、笑いがおこるところ)という時も、シーンとしていたり、(ここはいつも突込みがはいるところ)という時もシーン。
よく見ると、くちびるは、かすかに動いていたりする。なんせ、先生が怖い顔で睨み付けているので、物語を楽しむどころじゃない。

それから、終了後に感想を言わせたりする。
気持ちはありがたいが、大人だってすぐには気の利いた事なんて言えなのに、言葉がでてこなくてしどろもどろになっている子どもを見ると、ちょっとつらい。
もうお話会なんてきらい!と言われないかと心配になる。
もちろん、強制じゃなく言いたい人に言わせるのはいいのだけれど、たまに、紙があらかじめ配られていて、お話を聞きながら、ペンを動かしている子を見ると、悲しくなる。

先生も一緒に聞いてくれるとすごく嬉しいし、、大概そういうクラスは子どもの感性がよくて、あったかい雰囲気に満ちている。

以前、私達がお話を語っている横で、シャッ、シャッ、とマル付けして、時々顔をあげて子ども達を一渡り睨み付け、それからまた、シャッ、シャッとマル付けしている先生がいた。
子ども達は慣れているのか全然気にせずよく聞いてくれたが、とてもやりずらかった。
地元の小学校は長年やっていることもあり、最初にそういうことは先生方と話し合っているので、そんなことはないのだが、途中から助っ人で行くようになった小学校では、先生方とそういうことを話す機会もなかったので、先日、懇親会を開いた。
その時、思いきって先生方に、整列のことや、感想の事、共に聞いてほしいこと等、話したら、
「それは、訓練なんです。子ども達はこれから大きくなって、図書館など公共の場に行くときにきちんとした行動ができなければならない、そのための訓練なんです。」
「それから、感想のことも、気の利いたことは言えないかもしれないけれど、今聞いたすぐの感想を言う訓練なんです。」と。

「はあ~そうなんですか」と思わず納得しちゃいそうになる私。
『訓練』という言葉に引っ掛かるものがあったが、やっと話し合いの場が持てたばかりだし、学校のやり方に文句をつけたと思われるのは困るから、それ以上はいわなかったけれど、これが、先生の本音なのかな。

でも、訓練、訓練て、避難訓練みたい。

2015年1月 5日 (月)

2015年が来ちゃった!

暮れに夫がインフルにかかってしまい、5日間出席停止に。

おかげで、いつも遅れ気味の年賀状制作がもっとおくれて、完成したのが2日の朝。
私は辛抱強く、出来るのを待つ。
決して「まだできないの?」とか「そんなことしてる暇があるなら年賀状作れば?」なんてことは一言も言わず、「まずい!今年はできないかも」とか「無理かも」とか言う夫をにこやかな笑顔で「大丈夫、きっとできるよ」とやさしく励ます。
ほんと、私ってえらいわ。
で、やっとできた年賀状、おせちつくりながら、コメント書いて、なんとか3日に出した。
なんやかんやで、もう5日や。今年も早く過ぎ行く予感。
今年は、早く過ぎようとする時間を、強い筆圧でゆっくり書く日記みたいに、丁寧に生活しようと思う。

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2014年8月 6日 (水)

息子に会いに行く

3日、バータスに会ってから、長男とわかれ、私たち夫婦はバイクで、八王子の次男の下宿まで行った。16号をぶっ飛ばし1時間くらいで着いたが、途中、信号待ちの時、じりじりと照りつける太陽にはまいった。

夫は、次男のアパートに来るのは引っ越し以来。相変わらず、味もそっけもない部屋だが、意外にこぎれいに生活している。ゴキブリに会いたくないからだそうだ。

次男の部屋で、ちょっと休んでから、近くの定食屋へご飯を食べに行く。次男のアパートは、小高い丘の上にあり、すぐ目の前は大きなお寺があって、大きな桜の木がたくさんあり、春は窓から薄い桃色の雲海が広がっているように見える。少し急な坂をおりると、多摩川の支流の浅川が流れていて、川遊びにもってこいの、いい感じの川だ。

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元気なバータス

3日は、バータスの入ってる老健のお祭りの日。

夫と、長男も一緒に行くと、シックで粋な浴衣を着て、きれいにお化粧してもらった、バータスが待っていた。

何日か前、私が着替えを持って行ったときは、私だとわかるまで、結構時間がかかったのに、今回は夫と一緒だったので、すぐにわかった。長男は久しぶりだからどうかなあ~と思ったけど、すぐに孫だとわかって、楽しくおしゃべり。

今回は、学生時代の話でもりあがる。すごく多弁で、昔のことを細かいシュチュエーションまで、よく覚えているので感心。

いろんな話をしているうちに、バータスが、昔、予知能力があったよね、という話になって、長男が「すげ~!ばあちゃん、じゃあ、おれの将来はどうなる?」って聞いたら、まじまじと顔を見て、一瞬、間があって、「言わんどこ」。「え~」って大笑い。

本当に、こうして話していると、認知症なんて、うそみたいなんだけど。5分前のことも、忘れてるんだよね。
でも、お肌もすべすべ、食事も完食。規則正しい生活に、おしゃべりの相手がいっぱい。ますます元気で、こりゃ、長生きするわ。










2014年8月 4日 (月)

スマホデビュー

 デジカメが、春の湯河原どしゃ降り旅行の時、雨にぬれて、壊れてしまった。今日やっと新しいデジカメを買いに出かけた。夫がやっと、買うデジカメをきめたので、近所にある家電量販店に歩いて行った。
 夫がデジカメ見ている間、携帯電話のコーナーがあったので、何気なく見ていたら、店員のお兄さんがおすすめによってきた。
 私の携帯はいわゆるガラ携なんだけど、見た目も、ぼろぼろで閉じると画面が真っ暗になってしまう状態だった。それでも、なんとかごまかしごまかし使っていたが、今のうちに変えた方がいいよな、と思っていたので、つい、店員さんの話を聞いてしまった。その店員さんが、しょうもないおばさんの質問にも丁寧に答えてくれて、誠実に説明してくれたのも、ありがたかった。スマホはメール作成が大変て聞いていたけど、それほどでもなかった。わからないところは、長男に聞いてなんとか、やっている。これもスマホで書いてみました。それから、テレビのところで、若い店員さんが「滝谷さんですよね?」といってきたので、よく見ると、それは、読み聞かせにいっている小学校の卒業生だった。今年、新入社員で入ったそうだ。なんか嬉しかった。商品知識を覚えるのが大変、といってたけど、

テレビ買うときは彼女に頼もうと思った。


2014年7月23日 (水)

市民図書での会話

市民図書では、なるべく自分の方からは話しかけないようにして、事務的にしている。その方が気楽だろうと思うから。でも時々、思わずつぶやいたり、話してしまうことがある。

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