書籍・雑誌

2016年2月 5日 (金)

みんなの学校

先日、友人に誘われてひまわりの郷で自主上映される「みんなの学校」という、映画をみてきました。大阪の大空小学校という、公立小学校の一年間を追ったドキュメンタリー。最初から泣きっぱなしでした。まず、感じたのは子どもって可能性のかたまりやな、ってこと。そんでもって、関西弁は最高やなってこと。何かを説得したりするときに、するっと心に入り込んできて、離れてないから、寂しくないっていうか、あったかい。そして、木村泰子校長以下大空小学校の教職員、保護者、地域の方々が一体となって、本当に子どもの成長のためになる、教育を実践するために、悪しき小学校文化を次々に打ち破っていくのが痛快でした。それも、みんな子どもが教えてくれたことを見逃さず、すくいとるようにして、形にしてゆくのです。映画ではさっさと場面がながれてゆくので、早速、本も買いました。映画終了後、尊敬する、大先輩の先生に御会いしたのです。その方が、「最初、本の方を読んだの、で、映画やるって聞いて見に来たの、でも本の方がいいかな」とおっしゃってらしたので。私はどちらもそれぞれを補っているなと思いました。現場の先生に見てほしい、読んでほしい、「みんなの学校」でした。

2012年6月10日 (日)

佐藤忠良さん

予約していた本が用意できました、と図書館から連絡あり、取りに行くと、あれ、なん

でこの本を借りようと思ったのかしら、って思い出せない。私はこういうことがよくある。ネッ

トを見てどなたかの文の中に興味深い書評が書いてあるとすぐ予約する。でも、次図書館

に行くまですっかり忘れてるってことがよくあるのだ。忘れっぽくて困った。おまけに図書館

に取りに行くのを忘れて、そのまま期限切れっていうことも。図書館員さんごめんなさいっ

て両手をあわせてます。で、忘れていたその本て言うのが佐藤忠良さんの「子どもたちが

危ない」-彫刻家の教育論 ーという岩波ブックレットだ。佐藤忠良さんは彫刻家だけど、

私は絵本の「おおきなかぶ」で知った。たまたまNHKで佐藤忠良さんの番組やってて「い

いお顔してるなあ」と、で、あの女優の佐藤オリエが娘だったとは知らなかった。ひたむき

な感じの女優でとても好きだった。このブックレットは忠良

さんの少年期の思い出から始まる。驚いたのは12歳の時に、札幌の中学に行くために

一人暮らしを始めるのだが、たまたま、植物園で出会った23歳の北大で助手をしている

青年と一軒家を借りて同居してしまうところ。今では考えられないな。それから、徴兵され

て満州に行く。そこで敵に囲まれて、もう絶望的な状態のとき、隊長が「突撃!」って号

令を出すんだけど、そのとき忠良さんが「待って下さい!」って叫んでしまうの。普通なら

「卑怯者!」って切られても仕方ないのだけれど、この隊長さんは年がうんと若かったの

で、カクン、ってなって、刀をおろしてしまう、そこで忠良さんがしゃがんで「ここで死んでも

何にもならない」って説得するのです。結果的にこのことがあったから、私たちは「おおき

なかぶ」が見れるのね。どうしてももう一度彫刻がやりたい!その一心が死地から忠良さ

んを救ったんだと思います。そのほかにも興味深い内容がたくさんであっという間に読ん

でしまいました。手元に置きたいけど、もう売ってないんですね。また、出してくれないか

な。 

2010年9月19日 (日)

ガラガラヘビの味

岩波少年文庫が60周年ということで、新刊が出た。

「ふくろ小路一番地」イーヴ・ガーネット作、「おもしろ荘の子どもたち」リンドグレーン作

「八月の暑さのなかで」金原瑞人編訳、「ガラガラヘビの味」アメリカ子ども詩集アーサー・ビナード/木坂涼 編訳

の4冊購入、帯についている応募券を3枚送ると「ちいさいおうち」のブックカバーか「長くつ下のピッピ」のペットボトルホルダーがもらえるのだ。私はブックカバーがほしいのだ。

あたるといいな。

で、「ガラガラヘビの味」は子どもに向けの詩集のいいのがなかなかないので、楽しみにしていた。エミリー・ディキンスン、ホイットマン、エマソンみたいな古典から、ジャック・プレラッキーという現代を生きる詩人までアメリカの詩人の詩の中から編まれたアンソロジー。

ジャック・プレラッキーの「ホットケーキ・コレクター」が面白かった。きっと子どもは好きだろう。長男に読んであげたら、「ホットケーキ食べたくなった」と言っていた。シェル・シルバースタインの「病気」もいい。最後の一行が唖然って感じできいていた。

同じような子ども向けの詩集ではイギリスの子ども詩集「木はえらい」があるが、これは

高学年に本当に人気がある。担任の先生が気に入って、自費で購入してくれて、クラスで読んでくれたこともあった。

物語もだけれど、詩をもっと子どもに読んであげたい。心が感じる喜びや、悲しみや怒りや、虚しさ、それら全部ぴったりの言葉で表現できたら、すべてが美しく愛おしいものになるだろうから。

最近、また、「詩をよむ若き人々のために」C.D.ルイース著 筑摩書房 を読み返している。