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2015年8月23日 (日)

はあ~なつやすみ!(バータスの入院)

この夏は、ゆっくり、できるかなあ、と思っていたのに、なんだかんだいろいろ忙しくて、今日まで、わさわさとすぎてしまった。目に見えることは何一つできずじまいだった。

まず、バータスの肺炎で入院、退院、そのあとしばらくしてベッドから落ちて大腿骨骨折で入院手術、これは、まあお年寄りにはよくあることらしく、お医者さんも看護士さんも、慣れた感じで説明、対処しているので、最初は、なんなの?!って思ったけれど、何日か病院に通ううちに、お医者さんや看護師さんに同情する気持ちがでてきた。
バータスは骨折したことを忘れてすぐに起き上がろうとして「いたたた!」となる。「お義母さん!骨折ったんだから、じっとしてなきゃだめ!」
「え~そ~なの~。}
そんなやり取りが何回も。
何回か通ううちに、患者の9割くらいがお年寄りだということに気付く。
ご飯は、談話コーナーみたいなところで、5,6人お年寄りばかり集めて、そこで、食べる。看護士さんひとりで、配膳から、まえかけ(ポケット付きのあかちゃんがするみたいな)かけてあげて、食べた人には薬を飲ませ(透明な引き出しみたいな入れ物からだしていたんだけど、よく間違えないなと思った)、こばしている人の所に行ってそれをふいてやり、本当に大変だなあと思った。とにかく人手不足みたい。

あるとき、バータスがリハビリでいなかったとき、病室の入り口で待っていたら、ドール人形を大事そうに抱っこしながら歩いてくるおじいさんに会った。むむ!おじいさんがお人形?ほんとにおじいさんかあ、とよく見たけどやっぱり、おじいさん。

私は「かわいいお人形ですね」と声をかけた。するとおじいさん、それまではあらぬ方向を向いてぼーっと歩いていたのに、急にシャキーンとなって、私の方に、にこにこしながら歩み寄ってきて「そうでしょう、サラちゃんていうのよ。」という。
「サラ?素敵な名まえね。」
「この子のおかげで私は、辛い事も苦しいことも乗り越えられたのよ。」
「そうなんだ、だから大事にしてるのね。」
「この子成長してるのよ。」とおじいさん、急に携帯を出してきて、写真を見せながら、「ほら、これが6年前のこの子。小学生みたいな顔でしょ?でも今は、ほら、大人っぽい顔でしょ。」という。見れば写真の方は本当に子どもっぽい顔なのに、今、抱かれている顔はちょっとお疲れ?みたいな顔で大人っぽい。
「ほんとだあ~大人になってる」というと、「そうなの、一緒に苦労してくれたからね。」「でも、いい顔になってる。愛情いっぱいもらってるからだね。」というと、にこっと笑って「そうかなあ」とうれしそうでした。それから、また少し、おしゃべりして、バータスがもどってきたので、「じゃあ、また、さよなら」と、お別れしたけど、いるんだねえ、ああいう人。でも私はすきだなあ。話してるときほんわか、不思議な空気に包まれている感じがして楽しかった。でも、世間では変人とかいわれちゃうのかもなあ。
入院してるとき、バータスの新しい一面を見た。怒って叫ぶときの声が若い!ってこと。検査の時、尿を取る管を差し込まれた時、すごく痛かったのだろう、すさまじい声で「やめてー!」って叫んでいた。「ああ、だれか大騒ぎしてるなあ、」と思ったら、なんとバータスだった。すごく若い声だから違う人かと思った。
あとで、夫が慰めに行くとぷんぷん怒って「ここの人はひどい人だ!」というので夫は「そんなことないよ、みんなお母さんがよくなるために頑張ってくれてるんだよ」「そんなことない、ひどい人たちだ、私は何も悪いことをしていないのに!世の中には悪い人がたくさんいるんだから、そういう人にすればいいのに!!」って叫んでた。
いやー元気元気、ご飯もみんな完食だし、こりゃ長生きするなあ。

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