« 2015年5月 | トップページ | 2015年7月 »

2015年6月

2015年6月27日 (土)

バスの中で

昨日、用事があってバスに乗った。運よく席が一つ空いていて、すわることが出来てホッとして、窓の外をながめていたら、「あら、やだ!」という大きな声に、振り向くと、バスに乗ってきた中年女性が知人を見つけて、そう叫んだのだった。

私は(あら、やだ!)って、何がやなの?って心の中で突込みを入れていた。見ると、「やだ!」っていってるのに、楽しそうに大きな声でおしゃべりしてる。
(おばちゃんて、ときどき、わけわかんないよなあ~)と思ったら、おかしくて笑いがこみあげてきた。あの、「やだ!」はどういう意味なのかな?なんて考えちゃいけないんだ。

一昨日も、用があってバスに乗った。おばあさんが座っているふたり用の席が空いていたのでその横に、軽く会釈してすわった。すわったら、リュックからS字フックを出して、座席の前の取っ手にかけてそれにリュックをぶらさげた。
するとおばあさん、そのS字フックと私の顔を交互にまじまじと見て、「いいねえ、それ」と言った。
私は嬉しくなって、「いいでしょう、便利ですよ」と自慢。「100円ショップですよ。買う時に大切なのは何キロまで大丈夫かをよく見る事」なんて聞かれてもいないのにしゃべる。
おばあさんは「ほう~」と感心した様子。
私が本を出して読みだすと、しばらくしておばあさんが急に咳こんで苦しそうにしている。私は心配になって、本から目をはなし、おばあさんの顔を覗き込む。
そしたら、「風邪じゃないよ、風邪じゃないよ」ってバッグをごそごそやりだしたから、私がMINTIAをひとつぶ出して「これ、なめるとすーっとして咳がおさまりますよ」というと、「これは、どうも」と受け取って口に入れる。
「あーすーっとするね。強力だこりゃ」というので、「私も、静かにしなきゃいけない時にかぎって、急に咳が出たくなったりするんで、いつも持ってるんですよ。」といったら、「いいねえ、どこに売ってるの?」と聞くので「コンビニです」と教えてあげた。やがて、降りそうにしてるので、「おりるんですか?」と聞くと「この次のバス停」というので、そのバス停のだいぶ手前で私が立ち上がったら、おばあさんもたちあがろうとするから、腕をつかんで、「ちゃんとバスが完全に止まってからね」というと、立ってる私にむかって「親切だねえ」というので「ふつーですよ」と笑った。
おばあさんが「これいいねえ」と言わなかったら、こんな会話はしなかったとおもう。このS字フックは亡くなった私のお母ちゃんから教わったのだった。お母ちゃんは誰とでも、すぐしゃべって、まるで前から知ってる人みたいにしゃべってるから「知り合い?」って聞くと「知らない人だよ」っていう。
子どもの頃はそんなおかあちゃんの行動が恥ずかしかった。でもいつのまにやら私もおばちゃんになって、おんなじことしてる。でも、このおばちゃん力はいい感じだ。

2015年6月 2日 (火)

なが~い一日

今日は、横浜市民は開港記念日でお休み。朝早く(と言っても7時)に家を出て、新しいバイクでツーリング。夫がバンディットからGT1200というバイクに乗り換えて、初めてのお出かけ。

横浜新道から藤沢を抜けて、西湘バイパスへ、45分で西湘PAにつく。やはり早い。バンディットは100キロ出すとぶれる感じがあったが、GT1200はすごく安定している。120キロでも安定走行。でも、後ろの私は、吹き飛ばされそう。首に風があたって、絞められてるみたいになる。景色見るどころの騒ぎじゃなくなる。でも、すわり心地はすごくよく、安定していて、風の匂いがすごくよくわかる。今日はスダジイの花が山にいっぱい咲いていて、そのトウモロコシの皮のような甘いにおいがそこここでした。
西湘PAで、コーヒーブレイクして、小田原早川でおりてから小田原厚木道路に入る。
大磯PAに初めて寄ってみた。山の中にある。フツーのPA。そこから東名に入り、
海老名SAに寄る。ここで、お土産やら何やら見て、朝昼兼用のお食事。二階のフードコートはお店の数は少ないけれど、どれもおいしそう。私は柔らかビーフステーキランチ。夫はふわとろオムライス&サラダ。
ビーフステーキは脂身が無くて赤身だけなのにすごくやわらかで私好み、量も多くて、これで、1080円はお得かも。
でも、午後から、お話会があるので、半分だけ食べて残りは夫にあげた。
海老名SAから家まで、35分だった。GT1200はタイムマシンだ。
黄色い二つの目玉がかわいいから、愛称を考えてあげた。「ドラゴンフライ」。トンボという意味。
こんなに充実した午前を過ごして、家についたのは11時半。
1時半からのお話会に充分間に合いました。
着替えをして、練習をして、家から10分の会場に行く。
地域のお年寄りの会、「多宝会フェスタ」でお話をしてほしいと頼まれて、20分時間をもらったので、子ども落語「犬の目」と岩波少年文庫の「かもとりごんべえ」から、鳥取の昔話「さきざきさん」の2つを朗読した。
最初は堅い空気が会場を満たしていたが、だんだん笑い声が増え、最後は「犬の目」のぶっ飛んだ話に「えーっ!」と大笑い。
終わってから、会場をでるとき、みなさん笑顔で「楽しい時間をありがとう」と喜んでくださって、ほっとしました。
帰ってきてから、お茶を飲んで時間をみたらまだ3時。今日は一日が長い。
まだまだ、今日という時間がたっぷりある、と思うと嬉しくなった。さあ、何をやろう、ルンルン。

続きを読む "なが~い一日" »

2015年6月 1日 (月)

緑の中の保育園

27日日はお話の師匠、H先生と共に、K保育園へ。

以前からここの保育園の保育は有名でいつか見てみたいと思っていたところ、そこでのお話会のお手伝いを頼まれて、行ってきました。
真夏のような暑い日でしたが、K保育園には大きな木がたくさんあって、園庭にはあっちにもこっちにも、木陰ができていていました。子どもたちはその木陰で楽しそうに思い思いのことをして遊んでいました。木の上を見あげると、ツリーハウスがあり、下を見れば園庭のまん中を小川が流れているのです。
(ああ、子どもになってこの保育園に通いたい)って思いました。
園舎の中も素敵で、あちこちに個性ある手作りのオブジェが置いてあるのです。よく子どもがいたずらしてどこかにいっちゃわいなあ、と感心。
クラスのお部屋も、個性的なつくりで、わくわくします。なにより、天井まである大きなまどから外の木の緑が大きな絵のように見えるのが大変な癒しになっていました。
お話会は、保育園には珍しい図書室のような部屋で行いました。四角い部屋の3面にはづらーっと絵本が並んでいて、園庭に面した窓からは木の緑と、時間をしらせる、おおきな釣鐘がみえました。
今日は、年中さんに2回にわけてお話会をしました。
プログラムは
①、手袋人形・・「ことりはとってもうたがすき」
②、絵本・・「アンガスとあひる」
③、お話・・「鳥呑爺」
④、お話・・「マメ子と魔物」
私は、鳥呑爺をやらせていただきました。
師匠からは「いい、小鳥は小さくね!」と念を押され、「はあ、はい!」と返事をしたものの、小さくはなんとかできるけど、太ってるかもしれない、と不安になり、何回も練習したものの、1回目やるまで、緊張で気持ち悪くなりそうでした。
1回目終わってから次の子どもたちが来るまでの間に、師匠からは「あやちゅうちゅう~が早すぎて、子どもたちが楽しむ暇がない、もぅ少し、ゆっくり、歌うような感じで」とアドバイスされました。私は小さい感じを出すために、早口言葉みたいに早く言ったのですが、そういえば、「あやちゅうちゅう~」って言い出したとたんにやにやして、わあっとなりかけたのに、私がすぐ次の言葉を言ってしまうので、その「わあ」がすぐひっこみ、また「わあ」って出かかって、ひっこみしてたなあ、と。
おそるおそる、2回目には「あやちゅうちゅう~こやちゅうちゅう~」と歌うような感じでゆっくりやったら、子どもたちが充分楽しむ間を得たように思いました。
この話は筋というよりも、この鳥の鳴き声が楽しいのだから、この泣き声を充分楽しませてあげることが大事なんだなあと、実感しました。
今まで、何回か鳥呑爺をやりましたが、この日の子どもたちほど楽しんだことはありませんでした。子ども置き去りだったなあ、と反省。
また、ここの子どもたちの聞いている時の顔の美しさに見ほれ、真剣な目の輝きに、(どんな宝石も叶わないな)と思い、不覚にも涙が出てしまいました。
こんな素敵な部屋でやったからなのか、もともと、ここの子がお話好きなのか、聞くときの集中力がすごく、今時、こんなひたむきな目でお話を聞く子がいるのかと驚きました。話し手冥利につきる時間でした。
師匠と共にやるのはやだなあ、と思っていたけれど、修行のためにあえて手をあげてよかったなあ、と思いました。絵本の読み方も、他の人が注意されてるのを聞いて、なるほどと納得、とすごく勉強になり、師匠直々にご指導していただくことのありがたさを感じて帰ってきました。

« 2015年5月 | トップページ | 2015年7月 »