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2014年6月11日 (水)

かつら文庫のお話会

「かつら文庫 午後のお話会」、30人しか当たらないお話会に運よく当たって、行ってきました。

せっかくだから荻窪の町をちょっと探検しようと、早めに行ったのですが、(詳しい地図もプリントアウトしていったのに)、あっちこっち歩いているうちに、迷ってしまい、番地が近づいたと思ったら、次の角では、とんでもない番地になってたり、どんどんドツボにはまって、「私は今、どこにいるのぉ~」とあせり、汗だくで歩いていたら、横を自転車に乗った女性のお巡りさんがすり抜けて行ったので、必死に追いかけ、地図をみせて尋ねると「どこにいきたいのですか?」と聞かれたので、「かつら文庫です」と答えると、「ああ、そこの角曲がってすぐ左です」と、(知ってた!えらい!)と心の中で叫び、「ありがとうございます!」というと、にっこり笑って「お気をつけて」と言って爽やかに走り去っていきました。あのお巡りさんに会わなかったら、反対の方向に行ってたところでした。それで、言われた通りいってみたら、1分もしないで着きました。

リニューアルしたかつら文庫は近代的な建物で、あの昭和のなごりの面影はありませんでしたが、お庭は、「ああ、ここで、阿川佐和子が遊んでたんだな」と想像できました。下駄箱に靴を入れて、すぐの部屋に、今日語られる、方々が・・・おお!なんと我がおにろくのKさんもいるではありませんか!驚きながらも、個人的にぺらぺらしゃべる雰囲気ではないので、目礼してお話の部屋へ。

床に座って待ってる間、本棚の背表紙をキョロキョロ。「イギリスの昔話」という本、発見、「イギリスとアイルランドの昔話」にそっくりな装丁。でもアイルランドがない、後で調べようとか。いろいろ考えているうちに、時間がきてお話会は始まりました。プログラムは以下。

1.ものいうなべ・・・「ものいうなべ」岩波書店

2.グラの木こり・・・「山の上の火」岩波書店

3.世界一のペンキ屋さん・・・「アメリカのむかし話」偕成社

4.ラピンさんとシチメンチョウ・・・「アメリカのむかし話」偕成社

5.朗読 どろぼうさわぎ・・・「寺町三丁目十一番地」渡辺茂男/作
                             
福音館書店

「グラのきこり」は語ってみたいと思っていた話だけど、あのきこりのとぼけた雰囲気を出すが難しいなあと思っていた話だった。それを平塚さんは飄々とかるがると語ってくださった。おかしくておかしくて、何度も噴き出しそうになった。

意外だったのは東京子ども図書館の方が語って下さった、「ものいうなべ」。おもしろかったぁ~。いままで、なんども「ものいうなべ」聞いたけど、こんなにおもしろかったかなあとびっくり。この方の個性とぴったりだった。そのあとの子ども図書館の本等のPRのときも、最後に「わたしをとっとけ、とっとけ。けっして、こうかいしないから」と、ものいうなべの中のなべのセリフで、宣伝して、笑いを誘っていて、うまいなあと感心してしまいました。お話会の後は、かつら文庫の中を説明しながら見せていただきました。寝袋もって泊まり込みでじっくり読みたい本ばかり。石井桃子さんが購読していた、子どもの本の書評誌「ホーンブック」がたくさんとってあって、「ああ、英語ができたら・・・」と。パラパラとめくりながら、読んでみたいなあと思いました。それにしても昭和3年くらいから、英語の雑誌を購読してたなんて、すごいなあ、そしていろいろ質問の手紙も出しておられ、アメリカにお友達もできていたのに、戦争になった時、どんなお気持ちだったのだろうかと、考えました。かつら文庫で分けていただいた、「食生活」という雑誌?に掲載された「母の手料理」というエッセイで、敗戦を東北で知った石井桃子さんが大変な難儀な旅をして故郷の浦和に帰ってきたときのことを書かれているのですが、その中の一節「姉の家に行くために、私は、国道を北から南に歩いていました。その時は、もう夕方で、私は重たいリュックをしょいながら、杉木立のわきを、そこだけぼうと明るい空を見あげながら、どんどん歩いていましたが、ふと「なんだ、こののびのびした感じは?」と思いました。指の先までゆきわたっている、とりたてて満足感というほどのこともない、ツバまでがあまくなるような気持ち。重い荷物をしょっているのに、私はそんなことも忘れて、夕やみをたのしんでいたのです。」という文にあたった時、戦争が終わってどんなに嬉しかったか、ひしひしと伝わってきました。その他にもいろいろ感じて帰ってきました。

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