« 八王子の桜 | トップページ | やっちゃった! »

2013年4月21日 (日)

チキン・スープライス入り

『絵本の会』のMさんから、うちの学校の読み聞かせボランティアのメンバーに絵本についてお話ししてほしい、と頼まれ、その時、できたら、20分休みに子どもたちに読み聞かせしてほしいと言われたので、喜んででかけた。

持って行ったのは「チキン・スープライスいり:センダック作、冨山房」と「ちいさなヒッポ:マーシャ・ブラウン作、偕成社」

「チキン~」は今まで読んで失敗したことない本、学年問わず楽しめる本だ、この小学校でも、みんなとても楽しんでくれた、おもしろい言葉のフレーズのところで大笑いするのだが、ちゃんと次のことばが出る頃には、静かになる。で、また大笑い、読んでるこちらも楽しくなってしまう。一番前にいた子が「もう一回読んで!」といってくれたが、時間が来たので、といわれ、残念そうにしていた。私も残念だよ。

終了後、一緒に聞いていたこの学校の先生やボランティアの方が「すごいですね、子どもたちの集中度がちがう」「私たち今まで、もう一回って言われたことない!」などと言っておられましたが、毎回この本のちからに私の方が驚きます。

言葉のリズムがとてもここちよい。訳者の神宮輝夫さんの名訳だと思う。

私の大好きなOCTOBER(10月)を比べてみるとすごい。

原文                                             訳文

OCTOBER                 おくとぉばーは10がつ

In October                 おきゃくをよぶんだ、このつきは。

I'll be host                  まじょと こおにと ゆうれいが、

to witches, goblins             おきゃくになって やってくる。

and a ghost.

I'll serve them               チキンスープ・ライスいりに、

chicken soup                トーストひたして ごちそうしよう。

on toast.

Whoopy once                1かい ほ、ほ、ほーう

whoopy twice                2かい ほ、ほ、ほーう

whoooy chicken soup           こわい こえして よろこぶぞ、

with rice.                  チキンスープ・ライスいり。

よくこれを、こんなふうに訳せたなあ、と感心します。原文よりうんと、ことばのリズムを楽しめる。

いつか、どうやって訳したのですか、と訳者の神宮輝夫さんに聞いたことがあります。そしたら、飛行機に乗ってるときお酒を飲みながら訳したとのこと。なるほど、楽しいわけだ。

ちなみに偶然、この学校の子どもさんと会って、話してたら、給食のときの放送で「チキンスープ・ライスいり」が読まれたんだって。ちょっと嬉しかった。

« 八王子の桜 | トップページ | やっちゃった! »

子どもの本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: チキン・スープライス入り:

« 八王子の桜 | トップページ | やっちゃった! »